空撮用ラジコンヘリコプター

大部ブログの間隔があいてしまった。反省。

本来の備忘録として、空撮用のラジコンヘリコプターのことを書いておく。

カンボジアで遺跡調査をしていて、「ああ、あれがあったら」と思ったことは沢山あるけれど、その「あったらいいな」度のかなり高いもののひとつが空撮用のラジコンヘリだ。遺跡や調査区の全体写真は櫓をむりやり作ってもらって取っていたけれど、それだって遺跡によっては周りに櫓を組むための樹木がなく、椰子の木にのぼるとか、でなければあきらめていた。

 観光客向けのヘリをチャーターして空中写真をとっているチームもあるけれど、チャーター代だけで数百ドル以上するし、なにより彼の国の機器一般の整備状況を知っている身としては、そもそもヘリを飛ばすこと自体が恐ろしく、人に乗ってくれなどと言いたくないし、自分が乗るなんてまっぴらごめんだ。

 そうなるとラジコンヘリか凧による空中写真撮影しかないな、と思ってはいたけれど、値段(ヘリ)や講師招聘や技術習得にかかる時間(凧)を考えるとためらってしまい、導入に踏み切れていなかった。

 しかし先日、大学の大先輩でフォトジャーナリストの森枝さんがフェイスブックで気になるものを紹介されていた。

 中国はDIJ社のカメラ搭載型ラジコンヘリコプター、Phantom 2 Vision+だ。

 http://www.dji.com/product/phantom-2-vision-plus

 アマゾンで購入しても15万円以下で、空撮用ラジコンヘリとしては非常に低価格であるし、スマートフォンに映像を送ることができるので、ライブビューを確認しながら撮影できるという。

 早速購入を決意する。

 幸運なことに、今年度は科研の分担者としてあるていどの予算配分があり、これを購入してもカンボジアでなんとか調査ができそうだ。購入は6月以降になるだろうが、テストを何回か日本でやれば、カンボジアでも十分使えるだろう。

 そうそう、税関に引っかかるようなものでもなさそうだが、念のために購入までにそこら辺をしらべておこう。